医歯薬英語とは?また医歯薬系論文・英文論文の書き方を具体的に説明。
文法上の間違いは解説本を読めば気づきますが、考え方の間違いは講習を受けないと気づきません!
<今更聞けない>
医学英語・英文ライティング
講師
NPO法人医学情報研究所 代表 歯学博士 大井 毅 先生
* 希望者は講師との名刺交換が可能です
講師紹介
■経歴
1972年4月より 明海大学・歯学部 口腔病理学講座
2003年3月まで
〃
2004年4月より 歯学英語担当
2011年3月まで 〃
2011年4月より
NPO医学情報研究所
■専門および得意な分野・研究
電子顕微鏡による人体組織の形態学的研究
インターネットを併用する医歯薬英語の教育法
医歯薬英語辞書(MEDO)
■本テーマ関連学協会でのご活動
日本英語学会
日本解剖学会
日本癌学会
歯科基礎医学会
International
Association of Dental Research
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<その他関連セミナー>
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日時・会場・受講料
●日時 2011年7月19日(火) 10:30-16:30
●会場 [東京・大井町]きゅりあん4階研修室
●受講料 1名45,150円(税込、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,650円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。詳細、申込方法はこちらを参照→
●録音・撮影行為は固くお断り致します。
●講義中のパソコン・携帯電話の使用はご遠慮下さい。
助成金制度について
助成金制度(厚労省)を利用すれば受講料を軽減してご参加いただける場合がございます。
→詳細はこちら
セミナーポイント
■本セミナーのポイント
日本の医療関係者はかなり優秀で、覚えている英語の専門用語は数万語以上とよく言われている。しかし、いざ学会抄録や説明書などを書かせると、奇妙な英作文ができてしまい、時間がたつと、自分すら読んでも理解できないことが日常にしばしば見受けられます。そこで著者は自身が書けるまでの過程を振り返りながら、その経験を生かし、英文ライティングについて語ります。インターネットという道具を併用し、さらに精選した医療関連の例文を用いながら、英文ライティングのコツを解説します。また、正しくライティングするために、今更人に聞けない文法要点を例文解説時に説明します。投稿者の最大の悩み、即ち論文審査時、レフリー対策にも触れます。さらに英文ライティングの時、効率をあげるため、自分用英和辞書を作成する方法も解説します。
■本セミナーに参加して修得できること
1.医学英語が一般英語との違いの理解
2.英文ライティングにおける重要表現部品の把握
3.インターネットを駆使し、辞書に載っていない表現の訳や意味を調べる方法の把握
4.医学研究論文の基本構造に対する理解
5.論文作成をスピードアップする自分用英和辞書の作成法の把握
■講演中のキーワード
医学英語、英文ライティング、論文作成、ネット検索、自分用英和辞書の作成
セミナー内容
第一部:医歯薬英語ライティングの基本
1.医歯薬英語とは
2.医歯薬英語を構成する語幹と語尾
語幹と語尾は約600あり、把握しておけば辞書がなくても意味が分かる。
〔語幹の1例〕hepatocyte「肝細胞」=hepato-「肝」+-cyte「細胞」
〔語尾の1例〕arcus
aorticus「大動脈弓」のように、本体と修飾語の語尾は"-us"で終わらなければならない。しかし、corpus
luteum「黄体」の修飾語は"-us"ではなく"-um"で終わる。なぜでしょう?
3.よく使われる医歯薬英語の動詞
4.よく使われる医歯薬英語の副詞
5.医歯薬英語の表現部品とグループ化
〔表現部品の1例〕The
aim of this study is to determine if 〜
これは1つの表現部品で、「緒言」によく使われる。
〔グループ化の1例〕show/exhibit/demonstrate/display/reveal
はいずれも「示す」という意味でグループ化して多彩な表現が可能になる。
6.医歯薬英語の表現要素の使い分け
〔例〕damageとinjury/treatmentとtherapy/concentrationとlevel/mildとslight/seriousとsevere
など参考書に載っていない表現用語の使い分けについて解説。
7.英文ライティングにおけるインターネットの役割
ネット検索をうまく使えば、高価な辞書を買わずに用語の意味と使い方が分かる。
8.英文ライティングのまとめと自分用英和辞書の作成
第二部:医歯薬系英語論文ライティングの実際
筆者の過去の実験データを用いながら、論文が完成するまで、英語論文ライティングの具体的に説明します。論文の作成を説明すると同時に、インターネットの併用について解説します。
1.科学論文の基本構成
2.「抄録」の書き方
3.「題名」の書き方
4.「緒言」の書き方
5.「材料と方法」の書き方
6.「結果」の書き方
7.「考察」の書き方
8.「結論」の書き方
9.「引用文献」の書き方
10.「謝辞」の書き方
11.「図表説明」の書き方
12.論文作成後のチェックポイント
13.論文審査の仕組み
<質疑応答>